23 7月

経験者が語る職場環境

看護師は大変な職業と言われますが、具体的には何が大変なのでしょうか?経験者がよく挙げる例をまとめてみました。

まず挙げられるのが、勤務時間が過酷になりやすい事。夜勤は当たり前で、2交代制ではシフトにより16時間勤務もありえます。また、通常勤務時間内は1人あたりの仕事量が多く、ナースコールに奔走させられ、その結果カルテなどの書類づくりは残業までもつれ込んでしまいます。次に挙げられるのが危険が伴うこと。病院を訪れるのは病気にかかった人ですから、常日頃から病原菌に接することになります。そのため、体調管理をしっかりしていないと自分にうつってしまいます。また、日頃のちょっとしたミスが原因で患者の病気を悪化させることもあるので、そのプレッシャーは相当な物になります。これらが原因で、仕事ができなくなってしまう看護師も少なくありません。医者の不養生とは言いますが、ストレスが原因で体調を崩してしまう場合も多いのです。

それでも、「人を助けたい」という思いで目指して頑張っている人は今もいらっしゃいます。看護師としてやりがいを感じる瞬間といえば、感謝。最初の内は患者に感謝されることが嬉しくて、経験を積めば医師にも感謝されるようになります。こうなると、やってて良かったと思えるはずです。さらに、メリットとしては給料が高めであり、全国どこにでも就職先があるので、転職面でも非常に有利です。

経験を積んだ看護師が辞めてしまえば一番損をするのは病院側なので、最近では新人教育に力を入れて、余計なストレスを作らせないよう努力しているところが増えてきているようです。